2012年8月15日水曜日

CUDA Encode

結論としては時期尚早。

スパコンにもGPGPUの技術は利用されているぐらいなので、この技術が廃れる方向に流れることは無いと思いたい。メジャーどころの動画編集ソフトはほぼ漏れなくGPGPUに対応しているし…。まぁ、個人的なWorstCaseは無駄に大きなグラボへの投資が無駄になるぐらいか。

やりたいことは動画ファイルのフォーマット変換なので、無駄に高機能で無駄に高いソフトは対象外とした。例えばこんなヤツ。使ってみたのはこんな感じにシンプルなソフト
結果はどのソフトも現時点ではCUDAでEncodeすると画質が悪かった。2600Kと570GTXの組み合わせだと、1920x1080、29.9fpsの動画をほぼ3倍速でEncodeできるのだが、満足な画質を得るにはbit rateを上げるしか無く、そうするとh264の旨みである低bit rateでも高画質という根本的な前提条件が崩れてしまう。それにCPUのみでEncodeしてもCore i7の4Core8Threadで動作Clockが3GHz以上のCPUであれば同じ条件でも1.2倍速ぐらいでEncodeできるのだし…。

ということで、当面はやたら長時間の動画を少しでも小さいfile sizeで保存しておきたい、というニッチ過ぎる需要にしか応えられないだろう。